とても日本人チックな「結婚失敗あるある」!?

大学時代にとあるサークルで知り合った女性と結ばれた私の体験談です。
私はサークルのリーダーを務めており、みんなに指示を出したりして引っ張ってゆく役割でした。
こういう役なので、どうしても仲間とは揉めることが多く、中には心が通じ合えない人もいましたが、そんな中で彼女は何事にも黙ってついてくるタイプの、控えめで心優しい女性でした。ガムシャラでイケイケだった当時の私には、人当たりの良さの面では私の数倍オトナに思えました。

そんな彼女にひかれて、在学中からサークル仲間には内緒で付き合い始め、卒業後に若くして結婚したのです。
しかし、結婚後しばらくして、「あれ？」と思うようになりました。
会話をしていて、共通の知人の悪口を始めると、彼女の口調が俄然ヒートアップするのです。
もともと同じサークルでしたから共通の趣味は多かったのですが、明らかに趣味の話をしている時よりも、人の悪口を話している時の方が、彼女は楽しそうなのです。

それを見て、「ああ、オトナっていうのは、表の顔と裏の顔を使い分けるものなんだなぁ…」と改めて悟ったのでした。
その後も私は、「夫婦なんだから言いたいことは包み隠さず本音で話してほしい」と彼女に言い続けてきたのですが、本当の本音をさらけ出すことはなかったようでした。

その後彼女の方から「離婚したい」と申し出てきて、結婚生活10数年で破局となりました。
しかし、あとでわかったことは、彼女は「実家に帰る」と言っていたのは嘘で、じつはよそに作った男の所へ行っていたのでした。
夫婦でいる間は、隠し事をするなと言い続けてきたのに、結局は隠し事をされていたわけです。

彼女に対するこちらの理解が足りなかったのも一因でしょう。やはり夫婦というのは他人のくっつき合いであり、人間の本質の部分は言葉では変えられないものなんだなと感じました。特にオトナの女性に対しては。
皆さんも、異性の第一印象が「オトナ」の人は十分注意してくださいね！