結婚に失敗したと思った時
付き合っていた頃には「責務感が強い友人が多い」と、夫のすべてがあるべき姿的に見えていたAさんですが、それは夫の外面が非常に良かっただけで、結婚直後に本当は正反対の人だったと私もそう思ったのです。
特に、夫自身に自信がなく、悲観的で、業務にも反対、愚痴ばかり、平気で1週間も企業をサボっている夫を目の当たりにすると、情けないやらイライラするやらで今後の暮らしにも心もとない気持ちばかりが膨らみました。
夫とは朝起きる時も夜寝る時もバラバラで、暮らしのリズムが違う事は結婚前から分かっていた事でした。
が、実際のところ暮らし始めてみると、おしゃべりをする時間すら全く取れないすれ違い暮らしは、相当寂しいものだと感じていました。その上、夫妻の休みが合う貴重な時さえ、双方にやりたい事や食べたいものがことごとく異なるので、強いストレスを感じてしまうように…。
結婚を悔やんでいる要因として男女ともに最もよくあるのが、貯金感覚や娘の教育方針などをめぐる価値観が異なる点です。
例を挙げると予算感覚の相違のケース。相手が浪費家屋で今後のためのお金が貯金できないといった場合は、当然、節減家屋の事例も家の中が100均商品ばかりでみじめな気分になると、極端に切り詰められた暮らしに息苦しさを覚えたのです。
我が子の教育方針についても、私立を受験させたい妻vs公立でのびのび育てたい夫という構図で対立してしまうパターンをはじめ、iPhoneの使い方や家の中でのルールなど、事あるごとに口出ししてくる夫。
反対に、いつもの子育ては私に押し付けてばかりのくせに、と理不尽さを感じる妻。
浮気・不倫の露呈は、結婚暮らしの根底を揺るがす家族の危機です。 信じていた夫からどんどん裏切られていた事を知れば、どんな女性でも冷静でいられるわけがないのです。
こんなに辛い考えをする事になるなら結婚しなければよかったと、激しい悔やみに襲われてしまう理不尽はないと私はそう思ったのでした。