結婚すると自分の時間が本当に持てない件について

結婚すると自分の時間が本当に持てない件について

2020年6月15日 オフ 投稿者: kekkon_aruaru

独身時代を振り返ってみると、自分の時間なんて当たり前のように持てました。
気晴らしにどこかふらっと行ったり、うまいもんを食べたり、海を見たくなったらふらっと車を走らせたり、友達とバカ騒ぎしたりして、とにかく自由がそこにあるのです。
しかし結婚するとそれが一切無くなります。

「いや、うちは結構のびのびやってるよ」というお宅でも、子供が生まれるとそれは一転するものです。
※ここで子供ができるのは失敗だとは言っていません。あくまで「結婚したら」というだけの話です。子供というのはとんでもなく可愛い存在で、結婚して良かったと心底思うのであるけれど、今回は便宜上それは書かないでおきます。

さて、話を戻すと自分の時間が配偶者、そして扶養者が増えるとそれは本当に身動きがどんどん取れなくなります。
たとえば、夜にコンビニに行くだけでも「何買いにいくの?」と聞かれるだけで、男というやつは、もう行く気は無くなるものなのです。

趣味の釣りや、車いじり、ドライブ、ガンプラにバンド活動、登山、スノーボード、サーフィン、ソロキャン。その全てが自由気ままにできなくなるのです。
一部の夫婦はまったく出来ないわけではないかもしれないけれど、それでも行き先を告げたり、了解を取ってからでないと行動できないのです。

そもそも男の行動に理由などないのです。
それを「なんで行くの?」と聞かれるだけで一応、理由を探すことになるのです。

空っぽの頭の中を探して「気晴らしに」「ちょっと」「なんとなく」「ストレス解消に」というワードが見つかるので適当にそれを発すると、なぜか不思議とだんだん行動力が無くなってくるのです。

きっとそういう名目をつけるだけで、男というのはすぐにやる気をなくすのだと思います。
自分の行動することに「件名」をつけたくない生き物なのです。男なんてそんなものです。

実は釣りもソロキャンも本質的には「自由に行動」するのが目的であり、釣りに行こうとしたけれど、結局スーパー銭湯でまったりしてしまったとか、ソロキャン行こうと思ったけれど、雨が降ったから漫画喫茶でボクシング漫画「はじめの一歩」を全巻読破したくなった、とか本当にそんな気まぐれな行動をしてしまう生き物なのです。

お金の面でも言える事はあります。
世帯年収500万~700万程度でも自由に使えるお金は本当に少ないのです。
家の補修だったり、生命保険、車の維持費、子供の教育費と、もう本当に自分の事以外にガッツリお金がかかるのです。自分の為に「気兼ねなく」「了承なく」自由に使えるのはお米をコシヒカリにしたり、醤油を特選にしたりとかそれくらいでしょうか。
結婚とは、自由という名前を捨てる作業なのかもしれない、と窓の外をふっと見てもお金なんか降ってきやしません。

しかし、同時に自由と引き換えに手に入れたものは、計り知れないことにも気づきます。
それは名前のつかない大切なものなのかもしれません。