あなたのパートナーは一緒にいて楽しい人ですか？

長いもので結婚してから30年以上経ちます。ずいぶん長く一緒にいるので、それなりに喧嘩もしましたし、必死に協力し合いながら歩んできました。気が付けばもうそんなに時間が経過したのかとその速さに驚かされます。幸か不幸か、子供のいない夫婦ですが、何とか続いたのは、奇跡と言う他ないのかもしれません。

まだまだ、これから先もどうなるかわかりませんが、この結婚が成功だったのか、失敗だったのかは、どうやって判断するのが、良いのでしょうか。少なくとも、自分がいよいよあの世に旅立つ時になって、「この伴侶に巡り合えて、良い人生が送れたと思えるので、成功だっだ。」ということなのか、「この相手でなかったら、もっと良い人生が送れたはずだと思うので、失敗だった。」ということなのか。最後の最後に決まる、ということなのでしょうか？

おそらく、結婚の成功、失敗の判断は、自身では決められないと思います。何か、自分にとって都合が悪くなれば、「失敗した」と思うでしょうが、順調に進んでいれば、「成功だった」思ったり。人生の途中途中で、成功、失敗の感情が繰り返されるものだと思います。現在、多様性が重んじられる世界で、結婚の形態も大きく変化してきています。

同性の結婚も、国によっては正式に認められるようになりましたし、結婚そのものの定義も今までの概念とは、かけ離れた、まったく新しいものへと発想が必要となってきました。結婚という名前に縛られない自由なカップルだけではなく、一夫多妻であったり、様々な形の結びつきや関りが出来てくることでしょう。

それでも、最も単純に言えることは、「一緒にいてハッピーであるか否か」が成功・失敗のファーストアンサーだと思います。まず初めに、一緒にいて楽しくなければ、間違いなく成功とは言えませんよね。良く年老いた夫婦はお互いに空気のような存在だと例えられます。空気は、存在しないと生きてゆけないが、常にその存在を意識することはない、ということを例えたものですが、これは嘘です。

片方が、もし亡くなったとしても、寂しいですが生きていけるし、常に近くにいることは嫌でも意識します。これから結婚を決意されている方へ。一緒にいて楽しい相手であれば、その先どうであっても、まずはその結婚、大成功です。自信をもってプロポーズしてください！応援しますよ！